2023年4月10日からのグルメタイムは、「幻のブルーチーズ」のお話。青カビ王子こと伊勢ファームの伊勢昇平さんに電話で伺いました。



伊勢さんが作るブルーチーズ「江丹別の青いチーズ」は食べやすいのにクセになるチーズ、ブルーチーズ好きにはもちろん、あまり得意ではない方にも喜ばれているチーズだそうです。

お父様の牧場で作る牛乳を使って、世界一のチーズを作ろうと決意。江丹別の気候に近いフランスのオーベルニュでチーズの修行。ここはブルーチーズの産地だったため、伊勢さんも個性を発揮できるブルーチーズを研究しました。

帰国後、地元でチーズ作りをスタート。ところが牛乳と青カビ、乳酸菌の相性がフランスとは違う…試行錯誤を繰り返し、思ったようなチーズになるまで1年ほどかかりました。

ブルーチーズは、チーズの隙間に青カビを生やしたもの。このチーズの隙間をうまく作るのが一番に大切な工程だそうです。

ちなみに、季節によってチーズの味はかわってきます。冬のチーズは脂肪分が高いので青カビの香りがしっかり出る。夏は牛も青草をたくさん食べるので牛乳も水分が多くなる、そんな牛乳でチーズを作るので複雑な余韻が残るチーズになるんだとか。

味噌や醤油との相性もいいので、味噌とブルーチーズのピザもおすすめ。スイーツとの相性もよく、ブルーチーズをいったん凍らせて、アイスクリームやチョコの上に削ってふりかけると最高なんだそうです。

アルミホイルでぴったりと包んで冷蔵庫で保存。表面から熟成が進んでいくので、長めにとっておく場合は冷凍庫で保存してください。

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