「マルちゃん焼きそば」はどうして1袋3人前なの?

「マルちゃん焼きそば」でおなじみ、東洋水産株式会社 低温食品事業本部 チルド企画1課の金田大介さんにうかがいました。

「マルちゃん焼きそば」の誕生は1975年11月

それまで、焼きそばと言えば祭りの縁日やバーベキューなど、ハレの日のメニューでした。また、駄菓子屋さんで子供たちが食べるメニューでもありました。

この焼きそばを家庭用として発売したのが、東洋水産だったんです。発売当時からほぼ変わらない味。一度もテレビCMをしたことがないのにコンスタントに売れ続ける、日本の定番の味です。

「マルちゃん焼きそば」のおいしさのヒミツ

焼きそばの麺は、家庭用コンロの火力でもふわっとおいしく仕上げるために、原料にこだわって作られています。

また、粉末ソースには10種類以上のスパイスを配合。粉末ソースは具の水分を吸収し、麺とよく絡んでくれるんです。

焼きそばをシンプルにおいしく作るポイントは「ソースを均一にまぶす」こと。こうすることで、麺のほぐれもよくなります。金田さんのオススメのトッピングは「半熟の目玉焼き」だそうですよ。

焼きそばはどうして1袋3人前なの!?

熊八さんが長年疑問に思っていたのが、1袋3人前なのはどうしてか、でした。

金田さんによると、3つの理由があるそうです。
  1. 3食入りは、お買い得感が高まる数。賞味期限が2週間あるので、もし余ってしまっても使いきれる。
  2. 家庭用のフライパンは26〜28センチが多く、一度に調理できるのは3食分。
  3. 1975年の発売当時、一世帯平均は3.27人。そこで1袋3食に。
なるほど、いろんな角度から考えられているんですね。

マルちゃん焼そば | 東洋水産株式会社

マルちゃん焼きそばには季節限定のフレーバーもあります。8月15日から登場しているのは、香味みそバター味の「マルちゃん焼きそば」。秋のキノコや旬の野菜にぴったりなフレーバーになっています。ぜひお試しください。

今週の熊八レシピは「焼きそば」

家庭で焼きそばを上手に作るコツ

家で焼きそばを作るとなんだか水っぽくなってしまう…そんなことありませんか。もしかしてこれ、具を入れすぎているのかも。栄養のバランスを考えてついつい具をたくさん入れてしまいがちですが、野菜から出る水分でどんどん麺がべちゃっとしてしまう。具材控えめのシンプルな焼きそばにサラダをあわせるなど、サイドメニューでバランスを考えましょう。万が一味が薄くなってしまったら、塩コショウで整えましょう。

また、麺をフライパンに入れる前に、電子レンジで軽くあたためるとほぐれやすくなります。

油焼きそば

  1. 焼きそばの蒸し麺を少し空気を入れるようにゆるめ、多めの油を入れたフライパンで、ほぐさずそのままの形で弱火でゆっくり焼きます。
  2. 麺の周りがパリパリしてきたらひっくり返します。
  3. 焼けたらそのままの形でお皿に盛り付け、その上に中華あんかけソースなどをかけてどうぞ。

カレー焼きそば

  1. 具なし、または具が少なめのシンプルなソース焼きそばを作ります。
  2. ここにカレーをかけます。
カレーとソースは相性ばっちり。トッピングは目玉焼きや温泉卵がぴったり。堅焼きそばを買ってきてここにカレーをかけるのもアリ。あんかけ焼きそばのあんをカレー味にするのもいいですよ。あんを作る時にカレー粉を入れてカレー風味にしてみましょう。また、カレーではなくミートソースをかけてもいいですよ。