森野熊八グルメタイム〜ニッポン全国 うまい、うまい!〜

料理人・森野熊八のラジオ番組「森野熊八グルメタイム〜ニッポン全国 うまい、うまい!〜」のスタッフがお送りする公式ブログです。

発祥の店

2014年4月から全国各局で放送中、料理人・森野熊八さんのラジオ番組「森野熊八グルメタイム〜ニッポン全国 うまい、うまい!〜」。

番組では、熊八さんが全国で出会った季節の味、おいしい味をご紹介。生産者や製造元に電話でインタビューするほか、とっておきの熊八レシピもお送りしています!(一部地域ではオンエアされていない内容もあります)

番組スタッフがお送りするこの番組公式ブログでは、お送りした内容の一部をご紹介します。

7月3日〜 塩パン発祥の店、愛媛の「パン・メゾン」

全国的に名前の知られるようになった「塩パン」。塩パン発祥の店は、愛媛県八幡浜市(やわたはまし)のパン屋さん「パン・メゾン」。「パン・メゾン」の社長・平田巳登志さんにうかがいました。

塩パンとはどんなパン?

フランスパンの生地で作ったパン。中にバターを入れ、塩味をきかせていて、フランスパンながらもソフトで、夏向けのさっぱりしたパンに仕上がっています。

塩パン開発の苦労〜全国へ

夏場はパンが売れないんだとか。そこで、平田さんは夏に売れるものがないか考えました。ちょうどその時、高知で修行していた長男が、「フランスパンに塩を振ったものが売れている」ということを教えてくれました。平田さんは「夏に売るならフランスパンだな」と確信したそうです。
 
そんな思いがあって、今から14年前に塩パンを開発。ところが、最初は全然売れなかったんだとか。その頃、バターロールが当時50円。塩パンが63円。見た目があまり変わらないのに10円値段が高いので、なかなか売れない。とにかく食べてもらわないとおいしさが伝わらないので、試食をどんどん出しました。

最初に塩パンのファンになったのは、お店の近くにある魚市場のみなさん。魚市場の方が、周りの人にも広めてくれたんだそうです。

それがだんだん他の地域にも広まってお客さんが来てくれるようになりました。

次に塩パンを広めたのは、部活の帰りにお店に来ていた、部活帰りの高校生。お店の閉店は夜7時なんで、間に合わない時がある。そんな時に子供たちが親に「パン・メゾンの塩パンを買っておいてくれ」
と頼むようになった。そこで、家庭にも「パン・メゾンの塩パン」が広まりました。

こうして4年くらいかかって、塩パンが定着。

今では県外からのお客さんも多く、中には一度に400個も購入した方がいるんだそう。 

今では塩パンをアレンジした新商品も続々登場しています。

また、近々東京進出も計画しているんだそう。

塩パンのおいしい食べ方

  • 冷凍保存したら、冷凍庫から出したままトースターで焼きなおす。 
  • 真ん中に切り込みを入れ、サンドイッチのように具材をはさんで食べる。ハムやチーズ、あんこと生クリームという組み合わせもおいしい。

今週の熊八レシピは「パン」

エッグベネディクト

  1. マフィンを半分に切り、焼いた厚切りのベーコンを乗せてトーストします。
  2. お湯を沸かして、塩とレモン汁を入れ、ここに生卵を落として白身で黄身を包むようにしてまとめ、ポーチドエッグを作ります。
  3. 焼いておいたベーコン入りのマフィンの上に、ポーチドエッグを乗せます。
  4. バターで作ったオランデーズソースをかけて召し上がれ。

クロックムッシュ

  1. 本式はフライパンで作る料理。食パンにバターを塗り、チーズをのせ、ハム(ロースハムでも生ハムでOK)をたっぷりのせ、チーズをかけて、パンで挟みます。
  2. これをたっぷりのバターを入れたフライパンでじっくりと焼きます。焼き色がついたらひっくり返し、焼けてきたら上からチーズをかけて蓋をして蒸し焼きにします。
  3. 最大のポイントはチーズ! グリエールチーズやエメンタールチーズがオススメ。本格的なクロックムッシュができます。

ホットサンド

  1. 厚めのパンで、具をたっぷり入れるのがポイントです。6枚切りのパンにバターを塗って、板海苔をのせ、ロースハムを1、2枚のせ、スライスチーズを1枚、ハム、海苔、バターを塗ったパンの順番に重ねていきます。
  2. パンの外側にもバターを塗り、ホットサンドマシンでプレスして焼いていきます。
  3. まんべんなく火が当たるように加減しながら焼いたら完成。とても熱いので食べる時はご注意を!

3月20日〜 鉄鍋餃子は北九州市八幡が発祥!

鉄鍋餃子発祥のお店
「やまとぎょうざ 本店 鉄なべ」の
三代目・久冨陽介さんにお電話でうかがいました。



昭和33年に開業

昭和33年に、初代店主の宇久温子さんが、
お好み焼きや餃子を出すお店を始めました。
当時、八幡町に中国人が餃子を出す店があり、
その味を日本人の口に合うように開発して
オリジナルの餃子を生み出しました。
今もこの、お母さんの優しい味をひきついでいます。

鉄鍋餃子のヒントは、ナポリタン!?

温子さんの兄が東京に出張に行った際、
ナポリタンが鉄板に乗って出て来たことに驚き、
治子さんにその話をしました。
鉄板に乗ったスパゲティは、熱々で食べることができた。
料理好きな春子さんは、
餃子も熱々で食べてもらいたいと、鉄鍋に乗せて提供を始めました。

18センチの鍋は京都の鋳物屋さんの特注

鉄鍋餃子の鉄鍋は、京都の鋳物屋さんに
餃子にぴったりの鍋を特注で作ってもらったもの。
餃子は一口サイズ。
18センチの鍋に縦に10個入るのが見栄えもよく、
数もちょうどよくおさまってます。

餃子の具は

6.5割はキャベツ、優しい独特の甘みが出るんです。
肉は、豚肉と牛もも肉を3対1で。
食感を出すために牛のもも肉(赤身)もプラス。
他に、ネギ、ニラ、ニンニク、塩、砂糖、ごま油などを調合。
キャベツを入れる時は、水分の絞り具合が大事。
この加減が味の決め手になるんです。

もちろん皮も手作り。だからスープ餃子にも合います。
焼くとパリッと仕上がり、
スープ餃子にするともちっと仕上がります。

サラダ油で

鍋に油ひいて餃子を入れて、
餃子の腰あたりまで水分を入れて強火にかけます。
水分がなくなったら焼き色がつくまでじっと待ちます。
家で作るなら、水は少なすぎるより多めにしておいたほうがいいでしょう。
餃子の皮の持つ小麦粉でちょっと羽ができるので、
その様子を見ながらパッと火を止めて、ひっくり返して鉄鍋に入れて完成。


やまとぎょうざ 本店 鉄なべ


住所:福岡県北九州市八幡西区黒崎1丁目9-13 宮本ビル1F
電話:093-641-7288  
https://tabelog.com/fukuoka/A4004/A400404/40004127/ 

今週の熊八レシピは「餃子」

水餃子

  1. スープに入ったものではなく、茹でた餃子。一般的には焼き餃子よりも皮を厚めにしますが、家ではなかなかできない。焼き餃子と同じように作って、皮を合わせたところをしっかりととめるのがポイント。
  2. 沸騰したお湯に塩、酒、ごま油を少し入れてから茹でます。
  3. 白髪ねぎや唐辛子をつけたり、ポン酢、酢醤油もおいしいですし、ゴマだれもオススメです。

思い出の「バター餃子」

  • 熊八さんが子供の頃住んでいた横浜市にあった「ぎょうざんぽう」というお店。熊八さんはこのお店が大好きで、よく通ったそうです。
  • その中で、今でも思い出に残っているのが、焼き餃子の上にバターが乗ったもの。ラー油と酢醤油をつけていただきます。これが劇的なうまさで、今でも家でやってしまうそうです。

餃子グラタン

  1. 耐熱皿にバターかオリーブオイルを薄く塗ります。
  2. ここに焼き餃子でも水餃子でも生でもいいので、餃子を並べます。
  3. お好みの具材と熱いトマトソースをかけます。餃子にまんべんなくかかるようにトマトソースをかけるのがポイントです。
  4. ピザ用チーズをのせて、200〜230度のオーブンでチーズが溶けて焼き色がつくまで焼いたら完成です。
  5. ホワイトソースやカレーをかけてもおいしくできますよ。


2月20日〜 福岡・大牟田市名物お菓子「くろころみかん」

みかんが丸ごと入ったお菓子「くろころみかん」。
ご存知ですか? 見てびっくり、食べてびっくりな
おいしいお菓子です。

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福岡県大牟田市にある「お菓子のキタハラ」代表、
北原洋二さんにうかがいました。

「くろころみかん」は…

「くろころみかん」は、地元名物の上内みかんを、
12月、1月の一番おいしい時期に収穫。
皮をむいて冷凍保存。
それをあんこで巻いて、上から大福の生地で包んだ大福みかんです。

生まれたきっかけは…

三池炭鉱のあった地域。
そこで2011年に九州新幹線が開通する際、
その地域の特色を生かしたお菓子を作ろうと開発しました。
黒い色は石炭をイメージ、
竹炭を使って表現しています。

最初は冷凍みかんじゃなかった!?

「くろころみかん」が出来上がって、
東京でデモンストレーションする際、
地元から冷凍して持っていきました。

ところが、お客さんが多くて解凍が間に合わない。
やむなく凍ったものをそのままカットして出したところ、
とても評判がよかった。

地元でも「冷凍のままでいいんじゃない?」という
話が持ち上がり、冷凍のままで売り出すことになりました。

シャーベット状で食べるからおいしい、
偶然の仕上げで大ヒットとなりました。

お菓子のキタハラ
住所:福岡県大牟田市吉野877-11  
TEL:0944-58-0915


今週の熊八レシピは「みかん」

贅沢みかんジュース

  1. シーズンの終わりかけのみかん、食べきれない量のみかんがあるとき、手絞りのみかんジュースを作ってみましょう。ジューサーもありますが、手絞りだと生をかじっているような感じでうまい。機械と違って、手絞りだと撹拌しないので空気が入らずおいしいんです。
  2. スクイーザーで半分に切ったみかんを絞ります。
  3. 網で漉してから、冷蔵庫で冷やしていただきます。
  4. みかんのほかに、オレンジやグレープフルーツ、レモンなど、ほかの柑橘類を一緒に絞ってもOK。たくさん絞ったら、冷凍もできます。

みかんごはん

  1. お米3カップに対して水2~2.5カップ、みかん果汁1~0.5カップで炊飯します。
  2. 炊きたてに塩を振ったり、海苔を巻いて食べます。ちらし寿司の具材のようなトッピングが似合います。
  3. また、洋風のカレーライスやハヤシライスにもぴったりです。
  4. 小さめのおにぎりにして冷まし、お砂糖をかけるとおやつにもなります。

みかんポン酢

  1. みかん果汁、しょうゆ、酒、みりんを同じ量用意します。
  2. 酒とみりんは先に加熱してアルコール分と飛ばします。
  3. ここにみかん果汁としょうゆを入れたら完成です。
  4. 鱈の白子に塩コショウして小麦粉をつけてバターで焼きます。この熱々にあたためたみかんポン酢をかけてどうぞ。
  5. マイルドな酸味なので、素材の味が引き立ちますよ。


2月13日〜 元祖・鴨せいろ、銀座長寿庵

鴨せいろの元祖、銀座長寿庵の三代目、天野徳雄さんにうかがいました。

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長寿庵という屋号は…

「長寿庵」というお蕎麦屋さん、よく見かけませんか?
関東では一番多いお蕎麦屋さんの屋号で、
最盛期は350軒ほどあったそう。現在は200軒。
暖簾分けのシステムで、大きく4つに分かれています。

銀座長寿庵は、初代が愛知県のご出身。
東京でお蕎麦屋さんを開いたところ、
初代を頼って愛知出身の方が上京、
次々に暖簾分けしていきました。

鴨せいろが生まれたのは…

いまでは全国で知られる「鴨せいろ」。

鴨南蛮は鴨入りの暖かいそばですが、
鴨せいろは、そばは冷たく、
つゆは鴨肉の入った暖かいもののことです。

昭和30年代後半、2代目が若い頃、
まかないでもりそばを食べようとしていたところ、
手を滑らせてつゆをこぼしてしまった。
ふと見てみると、近くに娘さんがそばを食べ終えた鴨南蛮のつゆがあった。
それで、冷たいそばを鴨南蛮につけてみたところ、おいしかった。
これが、銀座長寿庵での鴨せいろ誕生のきっかけです。

しかし、当時は冷たいそばを
あたたかいつゆにつける発想がなかった。
あたたかいそばは汁が薄め、
ところが冷たいそばをつけると味が薄く感じる。

そこで、冷たいそばとあたたかいつゆのバランスを
試行錯誤して完成に至りました。

最初はなかなか定着しなかったんだそう。
それが今では、お客さんの7〜8割が注文する
看板メニューになりました。

鴨せいろのこだわり

あたたかいそばのつゆは、
そばにつゆが染み込むので味は薄め。
一方、つめたいそばのつゆは濃いめ。

鴨せいろは、その中間の濃さ。
濃度計できちんと濃度をはかっています。

鴨は国産の鴨肉にこだわっています。
埼玉で飼育されている鴨。
胸肉ともも肉を両方使っています。
脂のバランスもいいんです。
火を入れすぎると固くなってしまうので、
火加減が命なんです。

新しい人気メニューは、鴨カレーせいろ。
こちらもぜひ、食べてみてください。

銀座長寿庵
住所:中央区銀座1-21-15  
TEL :03-3561-2647
※ホームページからお取り寄せもできます。


今週の熊八レシピは「鴨」

鴨を焼くのは難しい

  1. 鴨肉(胸肉)の皮の肉よりはみ出している部分は切ります。皮の表面に5mmから1cm間隔で網目模様に包丁を入れておきます。オリーブオイル、ニンニク少々でフライパンで焼いていきます。
  2. ポイントは、皮面から焼き、皮と肉の間の脂をしっかりと焼くこと。
  3. 皮面から7割火を入れる感じで焼き、肉の表面が白っぽくなってきたらひっくり返します。
  4. ソースはおろしポン酢でどうぞ。

合鴨の鴨南蛮

  1. 欠かせないのはネギ。鴨はあまりたくさん脂がついているようなら少し削ぎ、薄切りにします。
  2. お好みで軽く塩をして、片栗粉を入れ、お湯に入れます。2、30秒で火がはいります。ネギの硬さはお好みでどうぞ。
  3. 醤油味の濃い目のつゆを作り、片栗粉でとろみをつけていただきます。
  4. 鴨が手に入らない場合は鶏肉、豚肉でもOKです。

鴨のオレンジソース

  • 「鴨のオレンジソース」は、鴨に塩コショウをして、フォンドボーで煮て、仕上げにオレンジジュースやオレンジキュラソーで香りをつけたフランス料理のメニュー。
  • 家で作るなら、鶏肉に塩コショウして、小麦粉つけて焼き、フライパンを拭き取って白ワイン、オレンジ果汁、バターを入れて、塩コショウして仕上げます。


プロフィール
料理人・森野熊八

料理研究家の祖母の影響から、幼心に料理に興味を持つ。16歳から包丁を握り、大学卒業後、フランス料理、イタリア料理を修業。その後、より料理の本質を見極めるため、30歳にして通信教育で家庭科教員免許を取得、大学の講師も務めた実績もある。また、90年より《料理の作り方を歌詞にして、歌いながら料理を作る》というまったく新しいタイプのクッキングショーを考案、料理教室やライブハウスなどで多いに注目を集め、CDもリリースしている。 
放送局・日時
STVラジオ
毎週土 5:05~5:15

青森放送
月~金 11:45~11:55

秋田放送
月~金 12:30~12:40

山形放送
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