2019年9月2日の週は、「生ハム」をテーマにお送りしました。

生ハムとは

豚もも肉を塩漬けにして作ったハム。

1本丸ごと買うと数万円、大きなものや熟成具合によって10万円以上するものもあります。生ハムは薄切りにして食べるに限ります。薄く切るのも技術がいることなんですよ。

骨はスープに、最後の角のほうのハムはサラダにして、残すところなくいただきます。

生ハムメロン

イタリアのパルマは生ハムの名産地。それと同時にメロンの産地でもありました。そんなパルマで生まれた郷土料理が、生ハムメロンなんです。

他にも完熟イチジク、桃、すもも、ネクタリン、柔らかめの洋梨、洋梨のコンポート、マンゴー、パパイヤなど、生ハムと合う果物はたくさんありますよ。

生ハムとごはんの組み合わせ

熊八さんがコックの修行時代、朝ごはんの代わりに考案したのが、生ハムごはん。ごはんを生ハムでくるんで食べたところ…「すげーうまい!」。

お店売られている固めの生ハムをあたたかいごはんの上に乗せると、ごはんの熱が生ハムがやわらかくなりますので、ごはんをくるっと巻いていただきます。お好みで醤油ちょっぴり、わさびちょっぴりつけてどうぞ。

おにぎりにして持っていくのは、生ハムが剥がれてしまってあまりオススメできないかも。

生ハムを乗せる料理とは

サルティンボッカと言われるイタリア料理。一般的には仔牛の肉で作ります。ちなみに、仔牛の肉は生では食べられません。かならず火を通しましょう。

仔牛の肉はなかなか手に入らないので、ステーキ用の牛もも肉を使いましょう。牛もも肉を叩いて薄くして、薄く塩コショウして、その上に生ハムを敷き詰めます。この上にセージの葉を乗せ、小麦粉をつけて、このセージの面から焼きます。焼き色がついたら裏返して、白ワインを振って焼きます。

生ハムの塩味がきいていて、おいしい一品です。

生ハムのパスタ

生ハムの塩気と風味を生かすなら、塩味のパスタがオススメ。意外に風味が残るのはクリーム系。トマト系は生ハムの風味があまり感じられなくなります。

塩味パスタを作るなら…やアスパラ、ズッキーニ、キノコ類(あまり香りの強くないもの)を炒め、白ワインを入れ、パスタとパスタの茹で汁を入れ、最後に生ハムを入れて絡めたら完成です。生ハムはやや大きめにするのがポイントです。