広島県呉市の倉橋町で生まれた「いしじみかん」について、JA広島果実連の藤田勝司さんにうかがいました。

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広島で生まれた「いしじみかん」

まん丸で、小ぶり、皮に光沢があるみかん「いしじみかん」。果糖ではなく、より甘いショ糖が多く含まれているため、驚きの甘さです。

この「いしじみかん」の誕生は、全くの偶然でした。昭和41年、石地さんが杉山温州の苗木を買った中に、1本だけ木の勢いが強い苗木が混じっていました。木はぐんぐん大きくなるが、一向に実がつかない。そんな時、園主さんが入院、その間この木はほとんど剪定されませんでした。ところが園主さんが退院して、木を見てみるとみかんができているではありませんか。しかも、食べてみると味がいいし、長い間木になっていたのに、皮と実が離れずにキレイなままだったんです。

しかし、当時の主流は平たくて色の濃いみかん。丸くて色の薄い「いしじみかん」は評価されませでした。時は流れ、次第に消費者も見た目より味にこだわるようになりました。平成12年、とうとう「石地温州」として品種登録されました。

「いしじみかん」は花が咲くのが早く、果皮がツルッとしているので虫の被害を受けやすい。収穫は12月中くらいになります。収穫が終わると、葉っぱに栄養剤をかけてあげます。暖かくなったら剪定、地面に肥料を与えます。

おいしいみかんの見分け方

同じ種類のみかんを比べると、紅の色が濃いほうが糖度が高くなります。また、皮がゴツゴツしているものよりツルッとしているほうが甘いでしょう。皮の傷は味には関係ありません。

みかんを箱で買った場合は、そのままにしておくと湿気がたまってしまうので、箱から取り出して新聞紙の上に並べ、上からも新聞紙をかけておくといいでしょう。冷暗所で保管しましょう。

みかんは、おしりのほうから二つに割り、そのあと枝についていた方から皮をむくと白い筋が綺麗にとれるます。この白い筋は、みかんの枝から房のひとつひとつに養分を運ぶ管なんですよ。


今週の熊八レシピは「みかん」

みかんのコンポート

  1. 小さいみかんの皮をむきます。大きなみかんの場合は輪切りにしておきます。
  2. レモン汁、砂糖、はちみつ、水を鍋に入れて沸かします。ここにみかんを入れて一煮立ちしたら火をとめます。
  3. 鍋ごと周りに氷水をあてて一気に冷やします。
  4. 冷めたら冷蔵庫でよく冷やしたら、コンポートの完成。
  5. 出来上がったコンポートを冷凍してから刻んで、アイスにトッピング。ホワイトキュラソーやコアントローなどのリキュールをかけて、大人のデザートにするのもオススメです。

デザートにみかんをトッピング

  1. レアチーズケーキをホールで用意します。
  2. みかんの皮をむき、筋をとって5ミリの輪切りにします。
  3. チーズケーキの上に輪切りのみかんを敷き詰めます。
  4. 水に砂糖とオレンジ系のリキュール(グランマニエ、ホワイトキュラソーやコアントローなど)を少し入れて香りをつけたものにゼラチンを入れて溶かし、固まる前にみかんの上に塗ります。
  5. 冷蔵庫で冷やすと、表面がつるんとしてお店のケーキのような仕上がりになります。

みかんの炊き込みご飯

  1. 米(3合)、みかん(1個)を用意します。
  2. みかんは皮をむき、房から取り出しておきます。
  3. ごはんを炊く時に、このむいたみかんを一緒に入れてます。水はいつもより気持ち少なめにしておきます。
  4. 炊き上がったら全体を混ぜて、塩を振っていただきます。
  5. また、寿司酢を加えてお寿司のちらしずしや稲荷寿司のごはんにするのもオススメ。
  6. カレーや、ハヤシライスのごはんとしてもおいしいです。
  7. じゃこと刻み三つ葉を混ぜておにぎりに。
  8. シャケフレークと大葉を混ぜておにぎりにしても抜群です。