5月9日~5月14日の放送。

長崎県対馬市の「黄金あなご」

アナゴの漁獲高が全国トップの長崎県。中でも対馬市の西沖でとれる「黄金あなご」は特別です。対馬かまぼこ店の島居孝廣さんにうかがいました。

「黄金あなご」は他のあなごとどう違う?
水深150〜200メートルという深いところ、太陽光のほとんど届かないところに生息するアナゴ。深海の豊富なエサを食べているので、頭が小さく胴が太い。丸っこくてぷりっとした、おいしいアナゴになります。海底から揚がる時に黄金色の輝いて見えることから「黄金(こがね)あなご」と呼ばれます。

おいしいアナゴの見分け方
おいしいアナゴの見分け方は、頭が小さくお腹が太いものを選ぶこと。やせたアナゴは頭が大きくお腹がしぼんでいます。また、同じグラム数のアナゴなら、全長の短いものを。表面がつやつやしていて、目が黒く、ぬめりが透明なものを選びましょう。

黄金あなごのおいしい食べ方
島居さんがオススメするのが、黄金あなごのカツ。パン粉をつけて外はサクサク、中はふわふわ。脂ののった黄金あなごだからできる一品です。それから、アナゴの刺身も絶品。こちらは天日塩をつけてどうぞ。
 

黄金あなご 
通信販売は漁の状況によりますが、地元の食事処「あなご亭」ではいつでも「黄金あなご」の料理がいただけます。

「あなご亭」
対馬市豊玉町仁位2091-3
電話 0920-58-2000 

長崎県|ながさきの地産地消|長崎県の魚愛用店(対馬地区)|【愛用店第106号店】あなご亭 



今週の熊八レシピは「アナゴ料理」


【アナゴのプロバンス風】 
開いたアナゴを用意し、包丁の背を尻尾から頭に向かってすべらして細かい鱗を取ります。食べやすい大きさに切ったら、塩胡椒、小麦粉をつけて焼きます。ニンニクみじん切りと、輪切りのオリーブをオリーブオイルで炒め、トマトを入れてソースを作ります。これをアナゴにかけたら出来上がりです。

【アナゴの蒲焼】
生のアナゴを、皮の面から焼きます。ぬめりがきになるなら、ペーパータオルなどで拭いておきます。樹脂加工のフライパンでそのまま焼き、裏返して焼いたら、市販の蒲焼のタレを入れます。 照りも出るし、とてもおいしく仕上がります。

【アナゴの天ぷらは難しい】 
熊八さんが天ぷら屋さんのご主人に聞いたところ、アナゴの天ぷら1本をまっすぐに揚げるのがとても難しいんだそうです。お店でまっすぐなアナゴの天ぷらが出てきたら、これはすごい技術なんだと思って食べてくださいね。家で天ぷらを作る時、新品の油を使うと揚げ物に色がつかないのでご注意を。