3月21日~3月26日の放送

宮城県、三陸沿岸に多く生息する「ホヤ」

宮城県南三陸町で山内鮮魚店を営む株式会社ヤマウチの山内淳平さんに、お電話でお話をうかがいました。


ホヤの生い立ち
「海のパイナップル」と呼ばれるホヤ。可愛い顔のホヤの赤ちゃん(※ぜひネットで「ホヤの赤ちゃん」と検索してご覧ください)が養殖ロープにくっつき、そこに根を張り3年、大人のコブシくらいの大きさに成長したら食べごろです。天然モノもありますが、養殖モノのほうが栄養豊富な海で育てられるので味がいいと言われています。

おいしいホヤの見分け方
ホヤは鮮度が悪いと黒くしぼんできます。鮮度がいいものがおいしいので、キレイな赤色で張りがあり、トゲがしっかりしているものを選びましょう。

ホヤの処理、調理法は?
ホヤの大きな2つのトゲを割るように半分に切ります。中の身を手で取り出したら、消化管を小指などで切って、中に入ったゴミを取り除き、水でキレイに洗います。

刺身にして食べるなら、大きめに切ったほうが味も食感もいい! 酢醤油でさっぱりといただくのがオススメです。シソや大葉が合います。

「蒸しホヤ」も甘みが強く感じられておいしい調理法。半分に切って中を洗った殻ごと蒸します。生のホヤが苦手な人も、ついつい後引くおいしさ。そのままでも、マヨネーズ七味をつけても◯。

地元には、ホヤでダシをとる「ホヤそば」もあります。そばのダシの最後に生のホヤを入れ、ホヤの身はそのまま具としていただきます。


生ホヤ、ボイルホヤほか、6月以降の旬には殻付きのホヤも販売されるそうです。通信販売できます。山内鮮魚店のホームページからどうぞ。 

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今週の熊八レシピは「貝料理」


【フランス料理の定番「カキのフローレンス風」の作り方】 
カキを洗ってペーパータオルに並べて水気を切り、塩コショウ、小麦粉をつけます。フライパンにバターと半分に切ったニンニクを入れ、カキを焼きます。焼き色がついたら裏返し、白ワイン、動物性生クリームを入れ、カキに火が入ったら取り出します。残ったソースに塩コショウして味を整え、煮詰めてとろっとさせます。皿の真ん中にバターソテーのほうれん草を置き、その周りに放射状にカキを並べてソースをかけて完成。

【ホタテが隠し味の料理】  
 定番の中華料理にぴったり合います。餃子やシュウマイの生地を作る際、ひき肉の1/3の分量を粗く刻んだ生のホタテ貝柱に置き換えます。混ぜて餃子やシュウマイにしたら完成。コクや旨味が増しておいしくなります。

チャーハンに入れる場合は、粗く刻んだホタテとチャーシュー、ネギ、ショウガ、卵を炒め、ご飯を入れたら塩コショウで味を整えて炒めて完成です。