3月14日~3月19日の放送は、千葉県を取り上げました。

千葉県が生んだスーパースター「イシイのミートボール」

千葉県船橋市に本社をかまえる、石井食品株式会社のマーケティング部マネージャーの小島拓也さんにうかがいました。
石井食品株式会社

石井食品株式会社は、電気ドリルの製造メーカーだった!?
石井食品株式会社は1943年、電気ドリルの製造メーカーとして創業しました。ところが間もなくして工場が火災で焼失。会社を立て直そうとした時に戦後の食料事情も考えて東京湾の小魚に着目、1946年、佃煮の販売を始めました。

電気ドリルの技術が、業界初の真空パック包装を生み出した
1958年、石井食品に転機が訪れます。電気ドリルの技術を生かし、業界初となる真空包装を開発したんです。これによって遠くまで新鮮な商品を届けられるようになりました。真空包装で売り出したのは、煮豆。これが大ヒットしました。

業界初、調理済みのハンバーグが大ヒット
1970年には、業界初、調理済みハンバーグを発売します。それまでレストランに行かなくては食べられなかった洋食が、家で手軽に食べられると大ヒットしました。

そしてミートボールを発売!こちらも大ヒットかと思いきや…
1974年、いよいよミートボールが発売になりました。最初は大人むけの中華風肉団子として売り出しました。ところが売り上げが芳しくない。調べてみると4月と9月にだけ売り上げが伸びていました。もしかしたら、お弁当に使ってもらっているのかも…そこでパッケージを子供向けに変更、中華味からトマト味にして、肉団子の大きさも小さめにリニューアル。こうしたところ、お弁当のおかずとして大ヒットしたのです。

ミートボールのおいしさの秘密は、原材料の良さ
ミートボールに使われているのは国産若鶏100%。添加物ナシ。袋から出して、そのままお弁当に詰められます。素材にいいものを使えば、余計なものを入れなくてもシンプルでおいしいものができる…こうして研究を重ね、よりおいしくなっていったのです。

ミートボールのアレンジレシピ
◯ミートボール酢豚風
乱切りにしたタマネギとパプリカを炒め、ここにミートボールを入れ、塩こしょうで味を整えれば完成です。
◯ カリカリミートボールのパン粉焼き
ミートボールにパン粉をまぶして、油をひいたフライパンで転がしながら焼くだけ。ビールのつまみにぴったりです。 

 



今週の熊八レシピは「ミートボール」


【スウェーデン風のミートボール作り方】 
生クリームなどのクリームソースで煮込んであればスウェーデン風になります。ハンバーグ生地でミートボールを作ったら、コンソメスープなどで煮込み、途中で生クリームを加えます。シチューではないので、他の具材は入れません。クリームソースをミートボールに絡め、ベリー系のジャムをつけていただきましょう。

【ミートボールの使い方】
ハンバーグ生地を作り、ナツメグを加えて、丸めます。コロコロと表面を焼いておきます。このミートボールを作っておけば、いろんな料理にアレンジできます。トマトソースで煮込んだり、デミグラスソースをかけたり、ポトフと一緒に、おでんの具に、中華スープやラーメンに、小麦粉をつけて揚げれば甘酢あんと絡めて中華料理にも。パン粉をつけて揚げればミニメンチ。串に刺してBBQにもぴったりです。