1月18日~1月23日の放送は、福井県を取り上げました。

福井県の「水羊羮」

福井県では、水羊羹は冬の風物詩。水羊羹で有名な福井県福井市「えがわの水羊かん」でおなじみ、有限会社えがわの社長・江川正典さんにうかがいました。

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冬に水羊羹を食べる!?
水羊羹がいつから食べられているかは文献にはないけれど、大正生まれの「えがわ」創業者が子供のころから食べられていたと言いますから、明治時代にはすでにあったのでしょう。どうして冬に食べるようになったのかには諸説あり、「丁稚さんが暮れに親方からもらったから」と言われることもありますが、ハッキリとはわかっていません。ただ、福井では昔から冬に食べるのが当たり前で、福井の人はそれを疑問に思ったことがないそうです。


新聞にも「水羊羹が出ました」と記事になる
俳句の世界では「水羊羹」は夏の季語。でも、福井では「水羊羹が出ました、冬が来ましたね」と新聞記事になるんです。テレビやラジオでも11月になると、水羊羹のコマーシャルが流れ始めます。
 

福井の水羊羹の隠し味は「黒砂糖」
隠し味には黒砂糖。一口食べれば、黒糖の香りが口いっぱいに広がります。冬に食べるものですから、一般的な夏の水羊羹より濃いめに作っています。 

俵万智さんオススメ、福井の水羊羹の食べ方
水羊羹を四角く切って、生クリームをかけ、シナモンをふりかければ、洋風デザートの完成!

「えがわの水羊かん」は、冬限定の商品。11月から3月の間だけ味わえます。ぜひどうぞ。通信販売も行っています。

えがわの水羊かん 

あっ、 水羊羹のパッケージと熊八さんの眼鏡、色あいがおそろいですね!
 

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今週の熊八レシピは「あんこショートケーキ」「あんこ春巻き」


あんこを使ったデザートをいろいろ熊八さんに教えてもらいました。


【あんこショートケーキ】
*スポンジケーキを3枚におろします。
*スポンジの上にあんこを塗り、その上にホイップクリームを塗り、スポンジを重ねます。その上にあんこ、そしてホイップクリーム、またスポンジを重ねます。甘納豆をトッピングすれば完成です。

【あんこ春巻き】
*春巻きの皮をひし形になるように置いて、手前1/3くらいのところにあんこを置きます。奥の角に溶いた小麦粉をつけ、手前を折ってから両側を折り込み奥へと包みます。この時に、しっかり折り込むとギュッとした食感に、隙間をあけて折るとサクッとした食感になります。
*170度の油で揚げたら出来上がり。